【無煙】焚火の煙対策には”二次燃焼”焚火台がおすすめ!高火力の炎で煙ごと燃やし尽くそう!

どうも!!毎日焚火をしたいキャンプ界のイフリート、つくりんです!!!

皆さん、焚火していますか?

私は焚火が大大大大好きなんですが、唯一気になるのが”煙”の存在です。

煙って避けるために座る位置を変えても、必ず自分の方に流れてきますよね。

そのたびに目を痛めて涙を流して…

煙さえなければ焚火ライフがもっと楽しくなるはずなんです。

実はいま煙の出ない“二次燃焼焚火台”というものがジワジワと巷で流行り始めているのをご存知でしたでしょうか。

昔から二次燃焼焚火台の存在はあったのですが、昨今のキャンプブームにより今まで以上に盛りあがりを見せているようです。

これは調べずにはいられない!ということで今日は「煙すらも燃やす二次燃焼の仕組み」「二次燃焼焚火台の紹介」をさせていただきたく存じます!

イエイ!

まずは知っておきたい「煙」が出る理由とは!

焚火を楽しむにあたって切っても切り離せない存在が”煙”
“煙”が出るメカニズムについて知っておけば、煙が出にくくなる方法も必然とわかってきます。

結論!燃焼温度が低いと煙が出る!

一般的に焚火で使用される”薪”
薪が灰になるまでの経過は下記のようになっています。

  • 100℃~
    薪内部の水分が蒸発します。
    薪内部には水分が多く含まれているため、100℃を越えるとこれらが水蒸気として放出され高温乾燥されていきます。
    白い煙は、この時に生じる水蒸気が原因です。
  • 250℃~
    可燃ガスが放出されます。
    この温度から薪の成分が熱分解され、タール、メタン、エタン、水素、アルデヒドなどの可燃性のガスが発生します。
    煙が目に染みる原因は、この時に放出されるアルデヒドなどの化学成分が原因です。
    またタールが空気中に放出されることにより煙として確認することもできます。
  • 270℃~
    可燃性ガスの二次燃焼が始まります。
    この温度から可燃性ガスの二次燃焼が始まります。
    炎として確認できる理由は可燃性ガスが燃焼しているためです。
  • 450℃~
    可燃ガスの放出が無くなり、熾火(炎や煙が出ない)となる
    ※燃焼がさらに進んでいくと灰となります。

このうちの100℃~450℃の間で我々がよく目にする”煙”を確認することが出来ます。
つまり”煙”を少なくするためには燃焼温度を高くし、未燃焼の可燃性ガスを効率よく燃やしてあげることが重要になります。

「煙」を効率的に燃やす方法は二次燃焼の仕組みにあった!

そもそも燃焼という反応には酸素が必要不可欠。
可燃性ガスを効率的に燃焼させるためには言うまでもなく空気の流入を多くしてあげる必要があります。
ただし、外気をそのまま流入させると、外気との温度差により燃焼温度を下げることになります。

ではどのように高温の空気を流入させるのか。

その術は二次燃焼の仕組みにありました!

下の図をご覧ください。

出典:DOD

二次燃焼を促す焚火台の形状の多くは、このように小さい煙突のような形状をしており、内壁と外壁の2重壁構造になっていることが多いです。

煙突効果による強烈なドラフト(空気の流れ)を生み出すためにはこの形状がベストなんですね。

仕組みとしては焚き付け直後の低温時は冷たい空気のみを利用した一時燃焼が発生します。

この時はまだ煙がモクモクと出てきます。

焚火台の内部が熱くなってくると内壁と外壁の間を通る空気が高温状態になります。

高温な空気は煙突効果により、焚火台上部から勢いよく吹き出します。

この高温な空気により、燃え切らなかった可燃性ガスを逃がすことなく再度燃焼させる仕組みが二次燃焼です。

イメージでいうと煙突の吹き出し口に強力なバーナーを複数設置して、出るもの全て燃やし尽くしているようなものですね。

二次燃焼の仕組みを持つ焚火台のメリット・デメリット

メリット
  • 燃焼効率が高いため、火力が強い
  • 火付けが楽
  • 目が痛くならない
  • 服が臭くならない
デメリット
  • 薪の消化が早い
メリット・デメリットはこんな感じです。

燃焼効率がいい・煙が出ないという効果が期待できるので圧倒的にメリットのほうが多いのですが、唯一デメリットと感じる点が

薪の消化が早い

ということです。これに関しては火持ちの良い広葉樹薪を利用するなどして対策するしかないですね。

二次燃焼を促す無煙焚火台6選!

DOD”めちゃもえファイヤー”

値段 15,700円
サイズ 横43cm×縦14cm×高24cm(取っ手ふくまず)
重さ 7.7kg

つくりん

みんなのDODから激熱な二次燃焼式焚火台が登場です!市販でよく目にする40cm薪がすっぽり入る設計なので薪を加工せずに二次燃焼を楽しめます!しかも、専用の耐熱塗装スチールテーブルが付属するという大盤振る舞い!もちろんこのテーブルは焚火台以外にも汎用的に使用することが出来ます。二次燃焼式焚火台の弱点の一つ、”灰処理”もトレイ状の灰受けを標準装備することにより、スムーズに片付けすることが可能です!やっぱりスゴイヨDOD様!

ソロストーブ”キャンプファイヤー”

値段 13,200円
サイズ 直径17.8cm、高さ17.8cm
重さ 998g

つくりん

二次燃焼といったらソロストーブ社といっても過言ではないほど圧倒的知名度を誇るソロストーブ社。ソロストーブっていう名前なんだからソロ向けのサイズしかないんじゃないのと思っているそこのあなた。ノンノン。実は超大口径のグループキャンプ向け二次燃焼式焚火台もラインナップしているのです!その中でも私が一番丁度いいサイズだと思ったのがこちら、”キャンプファイヤー”。直径約約17cmのキャンプファイヤーは小薪を何本も投入できるため、大火力を引き出せます。構造に関しても灰による吸気不足を解消するための灰受け、ニクロムワイヤー構造に加え、調理器具をポンと置ける剛性強めのゴトク標準装備など、より焚火を楽しんでもらう為の企業努力がヒシヒシと感じられるキングオブキングな二次燃焼式焚火台です。

バイオライト”ファイアピット”

値段 32,890円 
サイズ 幅33cm×奥行68.6cm×高40.1cm
重さ 8.98kg

つくりん

最大24時間稼働し続けることが出来るリチウムバッテリーを搭載した究極の焚火台があるということをご存知でしたか?この焚火台はバイオライトから発売されており、なんとファンを稼働させ強制的に二次燃焼に持ち込むというチートぶり。しかもスマートフォンとBluetooth連携をし、風量の調整や稼働時間の確認が出来てしまうという優れもの。

キャンパーよコレがIoTだ!

フュアハンド”パイロン”

 

値段 38,500円
サイズ 36.5cm(外径)、29.5cm(内径)、74cm(高さ)
重さ 10.5㎏

つくりん

ハリケーンランタンの大御所、フェアハンドから強力な二次燃焼式焚火台が発売されていました!
この焚火台の存在を知っている人は意外と少ないのではないのでしょうか。
本体下部の無数に空いた空気孔から外気を取り込み、高温になった空気を本体上部で放出、二次燃焼を促します。
家族やグループで超豪快なキャンプファイヤーを楽しむにはもってこいです!

ペトロマックス”アタゴ”

 

値段 42,900円
サイズ 42cm(直径)、28cm(高さ)
重さ 6.1kg

つくりん

ペトロマックスといえばHK500などの灯油ランタンが有名ですが、実はめちゃくちゃ優秀でオリジナリティ溢れるデザインの二次燃焼焚火台が発売されていたことをご存知でしたか?

その名は”アタゴ”。

平べったいデザインとは裏腹に煙突効果によるドラフトはかなり強力で、二次燃焼の効果をかなり期待できます。

ダッチオーブンの使用にも耐えうる剛性も兼ね揃えているため、調理の幅も広がります!

モンベル”フォールディング ファイヤーピット”


出典:モンベル

値段 16,900円
サイズ 高さ30×幅42×奥行き22cm
重さ 4.1kg

つくりん

2020年の最新作として今話題になっているモンベルのフォールディング ファイヤーピット!二次燃焼ブームはモンベル商品開発部門にも火を付けました。
この商品、二次燃焼の仕組み(内壁と外壁の二重構造)を備えているにもかかわらず超薄々コンパクトに収納が出来てしまいます。二次燃焼系の焚火台は構造上コンパクトな収納とは無縁なものが多いのですが、さすがはモンベル。常識を覆してきましたね。荷物の制限があるソロキャンプなどで大活躍間違いなしです。

終わりに

いかがだったでしょうか!

キャンプブームによってキャンプがより身近になった昨今、無煙焚火台のニーズが非常に高まっています!

これからアウトドアメーカー各社が良質な二次燃焼焚火台をガンガン開発してくると思いますので、今後の製品ラインナップに目が離せないですね!

燃え盛る炎だけを集中して楽しめる二次燃焼式の無煙焚火台。ぜひ手に入れて楽しんでみてはいかがでしょうか。

それでは!

ちなみにこんな面白い二次燃焼焚火台もありますよ!超レア!!かっこいい!!
【無煙】火焔モ器はモキ製作所が作り上げた最強の二次燃焼焚火台【火焔土器】

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