こんにちは!!つくりんです!!
これから本格的な夏に向けて、キャンプ用品を準備されている方は多いのではないのでしょうか。
かくいう私も夏キャンプに向けて「暑さ対策」となるキャンプ用品を絶賛物色中でして、今年こそは扇風機を導入しようと考えていたわけであります。
最初の1台を迎え入れるために色々調べていたところ、「keyniceの扇風機、超いいぞ」という口コミを発見。
風量も申し分ないという口コミが多々見受けられたため、半信半疑の中さっそくamazonで購入をしてみました。
結論だけ先に伝えると、今年入って一番いい買い物をしたかもしれません。
今回は夏キャンプにおすすめのkeynice卓上扇風機を実使用レビューしていこうと思います!
目次
メーカー公表のスペックから既に期待大!
amazonでポチッてから翌日に到着したkeyniceの卓上扇風機。
まず最初に軽くスペックを紹介!
値段 | ¥3,480(amazon価格) |
定格入力 | DC5V,2A(USB電源) |
消費電力 | 5W |
電池容量 | 4000mAhリチウムイオン(内蔵式) |
風量調節 | 風量3段階、リズム風 |
フル充電時間 | 4-5時間 |
作動時間 | 5-25時間(風量モードによって異なる) |
本体サイズ | L160×H260×W136mm |
色 | ブラックorホワイト |
重さ | 450g |
まず驚きなのが金額の安さですね。4000円を切る価格設定は、貧乏性な自分としては最高に好ポイント。
ただその他のスペックは、この手の扇風機の平均的な性能がわからないので甲乙つけがたいところ。
そこで他メーカーから販売されている同サイズの扇風機とスペックを比較してみました。
他メーカーの同サイズ卓上扇風機とスペックを比較
今回比較対象に上げたのは、販売して即売り切れてしまった幻の扇風機クレイモアV600と信頼と安定の王道メーカー、ルーメナーのFAN STAND。
さて、結果はいかに。
機種名 | クレイモアV600 | ルーメナーFAN STAND | キーナイス KN-T6 |
値段 | 6,578円 | 7,700円 | 3,480円 |
バッテリー容量 | 6000mAh | 4000mAh | 4000mAh |
風量(強)連続稼働 | 5時間 | 4時間 | 5時間 |
風量(弱)連続稼働 | 15時間 | 20時間 | 25時間 |
タイマー機能 | 有り | 無し | 無し |
首振り機能 | 無し | 無し | 有り |
出力 | 12W | 5W | 5W |
比較するとより金額の安さが際立ちますね。
本機キーナイスの卓上扇風機は、ルーメナーFAN STANDの2分の1の金額で手に入れることができます。
またメーカー公表の最大稼働時間は最も長い25時間をマーク。
また比較3機種のうち、首振り機能はキーナイスのみ対応しています。
消費電力はクレイモアが12Wの出力のため、風量的にはクレイモアに軍配が上がりそう。
ただルーメナーとキーナイスで比較すれば同じ出力であるため、両機種において風量に大きな差は無いと言えます。
それではさっそく箱だし開封していきましょう。
価格以上に高級感ある見た目が素敵
箱の中には保証書兼説明書と充電用のUSBケーブル(Micro-B)と本体が入っていました。
梱包は扇風機本体が動かないよう、段ボールの型枠でしっかりと固定されており丁寧な印象を受けます。
扇風機本体の見た目は、大雑把に伝えると家庭用扇風機をそのまま小さくしたような形ですが、凹凸が無く主張の少ないデザインは、様々なコンセプトのキャンプサイトにおいて、難なく馴染んでくれそうです。
こうしてみるとルーメナーのコードレス扇風機と非常に似ていますね。
いい意味で価格に見合っていない、高級感あるデザインが所有欲を掻き立てます。
サイズ感は、ソロキャンプで利用するには少しだけ大きいかなーと感じるサイズ。
バックパックに収納する際は、ランタンケースなどを代用し、衝撃で壊れないよう配慮する必要がありそうです。
ちなみに掴んでいるフレームの部分はアルミで出来ており、剛性は申し分なさそう。
かと言って重さがあるわけではなく、本体重量は450gと非常に軽量。
強風に煽られて倒れてしまうほど軽くなく、持ち運びが苦になるほど重くなく、といったところでしょうか。
アウトドアシーンにおいては、ちょうどいい重量ではないかと思います。
予想を超える風量!しかも首振り機能付き!
それでは扇風機のカナメともいえるファン部分に目を移してみましょう。
ファン(羽根)は3枚羽根タイプのようですね。
ファンガードは三菱電機の扇風機で良く採用されている「ロング気流ファンガード」と似たような形状をしています。
このファンガードと同じ形状の扇風機を自宅でも使用しているのですが、従来のファンガード形状のものよりも遠くまで風が届くので、keyniceのコードレス扇風機にも期待が高まります。
ロング気流ファンガードとは:風が拡散しないよう、ファンガードのラウンドパターンをあえて羽根の回転とは逆方向に湾曲化することにより、風の拡散を制御して到達距離の長い気流を実現。サーキュレーターとしても高いパフォーマンスを発揮する。
風量は弱、中、強、リズム風と選択することが出来ます。
電源ボタンを押していくことで弱→中→強→リズム風→オフの順番で稼働するようなので、直感的に操作できそうです。
どの風量で動いているかは、青く光るインジケーターで確認が可能。
キャンプで使用する際は真っ暗な場所で使うシーンが多いので、ここも好ポイントです。
ただし日中だとインジケーターの光量が弱いせいか、やや見にくい印象。
扇風機のモーター上部には首振り機能のON/OFFを切り替えるためのツマミ付き。
ツマミをカチッとなるまで回転させると首振りモードに切り替えることが出来ます。
首振り機能は個人的にはかなり嬉しいポイントです!
左右65度の広い範囲に風を届けることが出来るので、頭から足までまんべんなく涼みたいという時に大活躍しそうですね。
また上に35度、下に5度と立体的に首の向きを変えることが出来るので、配置する場所が悪くても首を動かすことで対応できます。
それでは早速、お待ちかねの風量チェック!
首振り機能ON/風量:強
風速を数字で伝えられてもピンとこないと思うので、あえて植物に当てて風の強さをお伝えしています。
正直に言うと、風量(強)はソロキャンサイズのテントでは絶対に必要のない強さです。
1~2mの距離において利用する場合、風量は(中)もしくは(小)の利用がベスト。
(強)は2~4人用テントで、扇風機一台のみの運用をする際にちょうどいいかもしれません。
小型ながらかなりパワフルな風量でちょっと驚きましたw
ちなみに稼働音ですが、DCモーター採用のため、非常に静か。
風量(弱)の場合、自然音のある環境だったら耳を澄まさないと聞こえないほど静かです。
大容量のリチウムバッテリー付き!充電時間は?稼働時間は?
背面にUSBケーブル(Micro-B)の差し込み口があるので、充電をしながらの稼働も可能!
ただし充電中の風量(強)は動作が安定しないようなので注意してください。
もちろんポータブルバッテリーやモバイルバッテリーからの給電も可能なので、充電が無くなった際の予備として持ち歩いていると安心ですね。
充電中はインジケーターが緑色に点滅します。
充電がフルになると点滅しなくなり、常時点灯に切り替わります。
さて、気になる稼働時間ですが、メーカー案内だと内蔵リチウム電池のみで稼働させた場合、風量(強)で5時間、風量(弱)で25時間の連続稼働が可能としているようです。
充電時間については、4-5時間かかるとの事。
果たしてメーカー案内は正しいものなのか。
百聞は一見にしかず!
実際に検証してみましょう。
検証その①~風量(強)の稼働時間
検証環境は下記の通り。
- フル充電で使用
- 気温22度
- 風量(強)
- 首振り状態で放置
ずっと張り付いているわけにはいかないので、1時間毎に状態を確認することにしました。
それではスタート!
結果:6時間経過したら消えていた
どうやら風量(強)の場合、連続稼働時間は5時間~6時間のようですね。
夜20時とかにテントに入って使い始めれば、最大で翌朝の2時まで使用できる性能です。
朝起きる時間まで扇風機は動き続けていてほしいと考える方には短く感じる稼働時間ですが、寝る前は風量(強)、寝る直前になったら風量(弱)に切り替える運用をすれば快適に過ごすことができると思います。
検証その②~風量(弱)の稼働時間
検証環境は下記の通り。
- フル充電で使用
- 気温22度
- 風量(弱)
- 首振り状態で放置
こちらはかなり長丁場になりそう…。同じく1時間毎に確認することにします。
スタート!
結果:27時間経過したら消えていた
これは脅威の結果!風量(弱)であれば、一日以上稼働する結果となりました。
1時間おきの確認は日中に自分が家を出てしまうので、妻の手を借りて検証。正直この結果にはかなり驚きました。
この性能であれば、キャンプ場にチェックインしてすぐに回し続けたとしても、翌チェックアウトの時間まで難なく持ちそうです。
小さめなテントであれば風量(弱)で十分涼しいので、基本は(弱)利用になりそうですね。
検証その③~充電切れ→フル充電までにかかる時間
こちらの検証は至ってシンプル!
完全に充電が切れた状態で充電を開始したとき、充電完了までどれくらいかかるのか検証します。
こちらも1時間毎の確認で検証。
それではスタート!
結果:8時間経過後の確認で充電完了
充電時間は空の状態から満充電まで8時間程度かかりました。
このバッテリー容量なら仕方ないですかね。
キャンプ中に充電をすることは無いと思うので、あくまでもキャンプ出発前の準備目安になるものかと思います。
充電は前日の夜から行っていれば翌日のキャンプには十分間に合いそうです。
総評
連続稼働時間はメーカー公表の時間と大差ありませんでしたが、わずかに実利用時のほうが長く使用できそうでした。
充電完了時間はメーカーが案内しているものよりもやや時間がかかってしまった印象。
検証の環境を合わせられていなかった可能性もありますが、いずれにせよ前日充電であればキャンプに行くまでには間に合いそうですよ。
リチウム電池の性質上、使用していくにつれて徐々に稼働時間は短くなっていくと思いますし、そもそもの個体差もあるかもしれませんが、他の方が検証し公開しているネット情報と比較しても大きな差がないことから、平均して5-27時間程度の稼働時間、充電は~8時間程度かかるものと考えて良さそうです。
この性能でこの金額なら、かなり高コスパの扇風機ですね。
終わりに
今回紹介させていただいたkeyniceのコードレス扇風機は、お値段以上の実力でした。
ソロキャンプ利用ではオーバースペックと感じるほどの性能。2~4人用テントであれば性能を最大限活用できるのではないのでしょうか。
また1台だと”涼”を得にくいようであれば、2台~3台と追加で用意するのもありですね。
価格もお手頃なので、ぜひ今年の夏の為に1台用意してみてはいかがでしょうか?
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